2013年 03月 12日 ( 2 )
気仙沼プラザホテルは元気です、東日本大震災からの復興、奇跡の一本松への思い、原発・除染対策を考える
気仙沼を訪問しました。そして、気仙沼プラザホテルでお世話になることにしました。気仙沼の復興は思ったようには進んでいませんでした。これから復興に向かうにしても難問が沢山有るような気がします。
「気仙沼プラザホテル」は女将さん、支配人はじめ社員の皆様の懸命な努力もあり、観光客の宿泊には全く問題がないところまで復興していました。しかし、残念なことに高台にあるこのホテルからの町の様子は復興どころか、復旧もまだまだという感じでした。
ただ、皆さん元気にこの苦難を克服していきたいというしっかりとした気持ちは強く持っておられ、そのことには少し安心をいたしました。

(女将さんの田村恭子様、私、境丈明支配人、3人で笑顔で会えました。ありがとうございます。楽しいお話がたくさんできました。とても嬉しいです。)
女将さんと堺支配人と近況についてお話をし、みなさんの大変さと、前向きな行動にこの私の方が元気づけられるほどでした。

用意していただきました部屋からは一見何もなかったようにも見えましたがじっと見つめいると沢山の建物家屋がなくなっているのに気付きました。


高台に面する部分は震災の影響は全壊とはなりませんでした。それが幸いで私の部屋からの景観はとても綺麗に見ることが出来ました。被災した部分はがれきの撤去がされただけで殆ど手つかずの状態にありました。やっぱり全壊したお家が整理されていただけだったのです。


じっと見ていると、沢山の建物が撤去されているのに気づきます。沢山の家屋がなくなっていました。



ホテル内にある料理処「海舟」で静かな夜を満喫していました。





満月の月の美しい模様までもが美しいシルエット状に輝いていました。こんなに素敵な写真がデジカメで撮れるとは考えてもいませんでした。とっても素晴らしいと思います。空気がきれいで、素晴らしい月に恵まれました。そして、このホテルの場所がよかったのだと思います。


美しい満月が、海面に映りとても綺麗でした。海面に縦に波打っている黄色い部分が月明かりです。

気仙沼プラザホテルは温泉宿ですが、露天風呂からの景色も最高です。この眼下に広がる景観はとても素晴らしいものがあります。この日は3回お風呂に入り、翌朝には再度入りました。仕事を終えてゆっくりする。この時は自分だけの時間です。ゆっくりと時が過ぎることを祈りながらお風呂に浸かります。最高の気分です。夜空には満月の光が海面に映っていました。(震災のときの事は出来るだけ思い出さないように、そしてその前の楽しかったことを思い出し、「そんな日がもうすぐ来るから」と自分に言い聞かせながら、夜空を仰いでいました。つらい気持ちは一緒です。)




気仙沼を忘れることなんて私にはできません。
皆さんと一緒に復興に向かいたいと思っています。微力ですが、お手伝いが出来たらと思っています。
<追記>
仮設商店街には赤ちょうちんが並びにぎわいもありました。元気を失うことなく苦難を乗り越えてほしいと思っています。
陸前高田の希望の一本松が枯れ、そのレプリカができたと聞きました。一方、枯れてしまった松林の中から拾い集められていた「松ぼっくり」から種が採集でき、その種から可愛い松の木の赤ちゃんが誕生したと聞いています。これこそが本当の「希望の松の木」だと私は思います。
もしものことがあってはいけません。この赤ちゃんたちは全国の松の名所にお世話になったらいいのではないでしょうか。九州の「虹の松原」、日本海の「天橋立」、静岡の「羽衣の松原」等、沢山の名所があります。元気に育つこの赤ちゃんがきっと希望の松となると思います。そして、また「松ぽっくり」ができたら今度は又種から赤ちゃんを育て陸前高田に里帰りしてもいいのではないでしょうか。
レプリカはいらないといってもできてしまいました。私自身はとても悔しい思いをしています。
この赤ちゃんたちは陸前高田の大切なところでも元気に育っていくことを楽しみにしています。その成長は是非見に行きたいと思います。真の「希望の松の木」だからです。
リンゴの木たちとも仲良くしてほしいと思います。松の木とリンゴ、それは陸前高田の希望の星になると思います。

陸前高田のリンゴは潮風を受けているから甘くておいしいと教えてもらいました。赤い笑顔が大好きです。
福島の除染作業も、国は責任を持って「帰れない」とはっきりして、次のステップへと進むべきです。限られた予算と時間で人は幸福にならないといけないと思います。どう考えてみても除染で生活が戻るとは私には考えられません。原発は再開しないと世界にもっと危険な原発が建設されていきます。日本の役割はますます重要になっていくと思います。必要性はエネルギー革命で変わっていきます。石炭全盛期には誰もがその代替エネルギーはないと思っていたのですよ。
①②③④と4回アップしましたので見てください。
これまでに沢山のことを書いてきましたが、良かったら見直していただければ幸いです。2年前の当時、考えたことが間違っていないような感じがします。
梅の花と可愛い犬たち、気仙沼市 菅原市長に期待、気仙沼菅原市長頑張ってください、梅林が復興を応援
甲東公民館の梅林が今最高の見頃です。(甲東公民館は兵庫県西宮市にあります。)
おじいちゃんとおばあちゃんがすっかり、梅の花に見とれていました。この姿もいいものですね。とても嬉しそうでした。




介護士の方々が丁寧に、とっても優しく介護されていました。その優しさに感嘆いたしました。すっかりおじいちゃん、おはあちゃんも頼っておられました。(余計なことかもしれませんが、薬代に消える膨大な予算をこうした人的治療に回すべきです。介護士の方たちの待遇改善は絶対に必要だと思います。見ていても大変なお仕事だと思います。)





わん君も御機嫌です。とっても嬉しそう。







子供達もお父さんとお母さんと一緒でとても嬉しそうです。




梅林にはとっても素敵な生活の幸福感が、梅の香りと一緒に漂っていました。すばらしい梅林だと思います。



お食事中です。また、お菓子を食べながら楽しい会話が飛び交います。元気、元気、なんといっても元気が一番です。
