子供は可愛いでもいつまでも子供ではない、子供の成長と親の喜び・・・子供の幸せは親の最高の幸せ
青森空港待合室でのことです。二人のお母さんがお友達とお話をされていました。とっても楽しげでした。「うちの長女どうやら彼氏ができたようで。。。」「お母さんに相談をしたいというのよ」なかなか昨今は子供が親に会話すらも交わすことの少ないという昨今にあってそれはとっても嬉しいことではないでしょうか。ましてや彼氏の話が聞いてくれというのである。私は素知らぬ顔でそのお二人の前のシートに座って聞き耳を立てていました。時々空港のアナウンスが入り聞き取りにくい所がありましたが、どうやらデートをどこでしたか、どんな話をしたやらを話しているようでした。話を聞いているお母さんは「いいわね」「うちの子はそんな話どころか特に会話ですら滅多にないくらいよ」「寂しい限りよ」よっぽどお母さんのこと好きだし、信頼しているんだね。そう言って大いに盛り上がっていました。話はどんどん進んでいましたが、最後にこんな言葉が聞かれました。
「でもね、なんだかんだ言っても今最も自分を大切にしてくれるのは彼氏だし、話を聞いてくれるのも彼氏だというのよ。」「それ聞いてそれはそうだと思ってちょっと寂しくなっちゃった。」そう言ってお母さんは寂しそうでした。親の気持ちも複雑です。子供は幸せになってほしいと思うとなおさらです。