藤田八束の鉄道写真@青森空港でのお話、もみじ山の美しい秋、青森の素晴らしい秋と素敵な仲間で秋を堪能、素敵な秋をありがとう感謝しています
青森空港待合室でのことです。二人のお母さんがお友達と話をしていました。とっても親しげでした。「うちの長女が彼氏が出来たようで」「お母さんに相談をするというのです。」なかなか昨今は子供が両親に会話すらも交わすことが少ないという昨今にあってそれはとっても喜ばしいことではないでしょうか。ましてや彼氏の話を娘が聞いてくれというのである。私は素知らぬ顔でその二人の前のシートに座って聞き耳を立てました。時々空港のアナウンスが入り聞き取れないこともありましたが、デートをどこでしたか、どんな話をしているのかを話しているようである。話を聞いているお母さんはいいわね、うちの子はそんな話どころか特に会話すらも滅多にないくらいよ。寂しい限りよ。よっぽどお母さんのこと好きだし、信頼しているんだね。そう言って大いに盛り上がっていました。話はどんどん進んでいましたが、最後にこんな言葉が聞かれました。
でもね、なんだかんだ言っても「今最も自分を大切にしているのは彼氏だし、」「話を真剣に聞いてくれるのも彼氏」だと言うのよ。これ聞いてそれはそうだと思ってちょっと寂しくなったとお母さんはしんみりしていました。子供の成長は嬉しいが親の気持ちもわがままだといえばわがままですよね。
他人同士が一番信頼しあえる関係を作っていく、結婚とは不思議なものですね。そして、信頼しあえる家族が何時かそこに出来て行きます。神様が考えてくれた幸せの形なんですね。