藤田八束の鉄道と花: パンジーが教えてくれた幸せ、花の素晴らしさ美しさ
藤田八束の鉄道と花: パンジーが教えてくれた幸せ、花の素晴らしさ美しさ
今がとっても辛いと思ったとしたら、どうしたらいいでしょうか。私はきっと1鉢のパンジーの苗を買うと思います。パンジーは小さな苗です。今は少ししか花の蕾がありません。秋が過ぎやがて冬がやってきます。厳しい季節になります。可愛そうだからパンジーを家の中に入れてあげることにしました。
やがて春が来ました。部屋のパンジーはいくつかの花を咲かせていました。ところが庭に置いてある家内のパンジーは沢山の花をつけて、鉢からこぼれるように花が咲いていました。びっくりしました。何故???・・・・???
家内が教えてくれました。パンジーの育て方を・・。厳しい冬を過ごすことで花はより綺麗な花を沢山春になると付けてくれるのだということでした。
これ、人生もそうではないでしょうか。辛くっても頑張れば何とかなる、きっと何かにたどり着ける。そう考えることが出来れば元気に、前を向いて今を乗り越える力が湧いてくるように思います。考えてみると70年の間にはいろんなことがありましたが、パンジーが教えてくれるこの姿も素晴らしいものだったと思い出します。
これからまた辛いことが有ったらきっとパンジーの苗を買ってくると思います。
5年前、気仙沼で三陸大震災に遭ったとき、気仙沼を離れる時に「花を植えてください。」「そして、春を待ってください。」それがきっと力になります。みなさんにそう話したことを思い出しています。