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藤田八束の日記

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フジタ企画社長藤田八束が、出張先等で出会った素敵な景色やお宿を、趣味の写真満載でご紹介。HPはhttp://www.fujitakikaku.co.jp/

マルハニチロ冷凍食品を回収殺虫剤混入の恐怖、混入原因究明方法、HACCPシステムを確実に安全安心を確保

恐怖にさらされる加工食品、HACCPシステム構築を確実に安全安心を確保、厚生大臣は加工食品の安全基準を


加工食品に殺虫剤が混入、回収事件となっている。
(12/30、31朝日新聞に掲載されていました。勿論、テレビでも報道されていました。)
加工工程での混入の可能性は少ない。ということでした。とにかく原因の究明が先決です。では原因究明にはどんな方法が重要かについて紹介します。
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大切なことは最終製品の検査です。包装紙と商品自身に分けます。
①包装紙については食品の接している面、食品に接していない面に分けて検査をします。
②-1食品については問題となっ食品の製造フローを用意し、共通する部分をマークします。
②-2具材を分ける前に食品のどの部分に混入しているかを先ず検査します。表面部分、内部に分けます。
均一に混入しているかしていないかを検査します。
②-3具材別に丁寧に分けて検査します。
以上でどの部分に混入したかが分かります。
・食品の原材料、副資材が用意されるまでにすでに混入していた。
・食品の加工工程で混入した。
・加熱、冷却時に混入した。
・包装段階での混入
・製品完成後出荷までの過程。
・流通時
・店舗に陳列されているまで。
となりますがすべてを並行して進めるべきです。直ぐにわかると思います。分からないときは事故ではなく、事件の可能性を考えるべきです。混入発生が全国規模になっていますので工場を出るときはすでに混入していた可能性は高いと思います。

事故の場合は原材料管理にも問題があったと考えるべきですが、この季節での殺虫剤使用の可能性は極めて低く、どこの国からどの季節に入手したかをトレースすると殺虫剤混入の可能性は考えられます。日本は今は寒い、使用しないでしょう。製造フローからの分析は非常に有効な方法です。

とにかく混入の確認した製品を丁寧に分析することです。その時、なぜこの部分を分析しているのかをよく理解して実施することは本当に大切です。

食品加工業者の方へ:この機会に自社の食品で同様な事故が起きたらどうするかを検証しておいてください。

原因究明と再発防止対策。商品回収とPL保健内容の確認をお見逃しなく。

この食品加工工場はHACCPシステム、ISO22000どちらを導入していたのでしょうか、又は自主管理を実施していたのか、それも発表してほしいものです。
by fujitakikaku | 2013-12-31 13:27 | 今日の新聞・報道から | Trackback | Comments(0)

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