戦乱を語る竹田城⑨・・・・竹田乗、兵庫県の遺産、名城、たけピチュ竹田城( 9/10 )
丘の中腹から見る竹田城の雄姿にすっかり虜になっていました。山の木々も城跡が見えるように手入れされていました。竹田の町の人の温かい配慮がうかがえましたよ。本当に素晴らしい限りでございます。本当に来てよかったと思いました。
感動していましたら、運転手の松井博昭さんが、「旦那さんそんなに感動しました。嬉しいですよ。地元の人間としては・・。」「それなら、良いところがありますから、いきますか」
「勿論、行くよ。」楽しみです。タクシーはこのこの公園を離れて街中へ、そしてその城山をぐるりとゆっくりと回りました。そして、ナイススポットでタクシーは止まってくれます。角度が変わる度にお城を見る感じが変わります。いろんな角度から、お城を見上げる感じになります。これはまた素晴らしい、ただ石垣だけなのになぜこんなにも表情を変えるのでしょうか。
電線は最悪です。せっかくの素晴らしい光景が台無しです。これからの観光地はこの電線対策は必須です。神戸の街に電線の無い街ができました。別の機会に紹介します。電線がないと、いかに素晴らしいかです。今はとにかく写真で素敵に取れる風景を持っている町が栄えます。国民全員がデジカメを持っています。高齢者は素晴らしい機能のカメラを持っています。写真をメールし合っています。言っておきます。これからは写真が素敵に取れる町づくりが必要です。
石垣の土台がまっすぐに見えませんか。500年以上もたっているのに、しっかりとした土台にはびっくりです。
今日まで、いろんな自然災害があったと思います。でもこうして綺麗に残っている様子を見ると、とんでもない技術、技法があったのには間違いないでしょう。日本のモノづくりの基本はすでにこの時代にはあったのかもしれません。
ここのスポットから見えるのは城壁だけです。石垣だけです。ところが、じっと見ているとお城の姿が勝手に見えてきました。その姿は悠然としていました。
石垣には桜の木でしょうか。幾本かの木が見えます。桜だったら、とても綺麗でしょうね。
そして、城郭のふもとまでタクシーで案内していただきました。ここからは歩いて目的地に向かうことになりました。歩くこと20分、木々の緑がたまらなく美しく、やわらかい緑色が素晴らしい限りでした。時折つつじの花が薄いピンクの愛想をふるまってくれていました。高い位置にありますから、見晴らしもよく遠くの山々もとても綺麗でした。そうして、お城の石垣が見えました。
後ろを振り向けば、山々が新緑に色付いていました。新緑のその色は同じ緑でも幾種もの緑色を見せていました。山々に囲まれてとても綺麗でした。
ここからは、少し傾斜がきつくなりましたが、お城の石垣が近くになるたびに、その姿が変わってきいります。幾重にも重なる迷路のようなこの城門、こんな山の上にいったいどのようにして石を運んだのだろう。どうして積み上げたのだろう。そう考えると不思議でなりませんでした。
竹田城を目指します。とにかく山の頂上にあると聞いています。
新緑の木々の間から吹き渡ってくる風が何とも言えないくらいに爽やかに感じました。
石垣は本当にきれいです。積み上げた技法の素晴らしさはこの石の種類、組み合わせ具合からも分ります。
桜の木がたくさんありました。この木たちはいつごろからここにあるのでしょうか。
石垣の側に可愛い花が咲いていました。
山城の竹田城はどんなお城だったのでしょうか。
こうしてみているだけでいろんな感情が湧いてきます。その時の気持ちの持ち方でまた違った感じ方がきっとあると思います。すばらしいものは見る人の心に感動を与えるのはもちろんですが、また大切なものを教えているように思います。それは見る人の心で決まると思います。
幸福であると思ってみるのと、最悪と思ってみるのではもちろん違う感じ方をすると思います。すばらしいものは充実した心で見たいものです。