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藤田八束の日記

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フジタ企画社長藤田八束が、出張先等で出会った素敵な景色やお宿を、趣味の写真満載でご紹介。HPはhttp://www.fujitakikaku.co.jp/

門戸厄神・東光寺、阪神淡路大震災から17年をむかえて・・・(6)

阪神淡路大震災から17年をむかえて・・・(6)
今、思うこと
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兵庫県西宮市、門戸厄神(東光寺)厄除大祭の様子です。紫灯大護摩供で心からの復興のお祈りをしました。

復興の成功のプロセスには、過去の経験から評価出来るとは思いますが、その通りにやれば今の時代でも、この場所でも成功するとは言えないでしょう。自分たちで進むべき道を決め、それを実現するために懸命に努力するしか方法はないと思います。大いに参考にはなることは間違いありませんが。誰かに頼った方法には、失敗した時を考えると、確かに逃げ道があります。あいつが言った方法でやったら失敗した。国の言う通りにやったらこんな悲惨さになった。これでは人間としてお粗末な、悲劇的な人生に終わると思います。自分たちで決めたものであれば自分たちの責任です。達成したときは正に子孫に残す、素晴らしい遺産が残ることになります。私たちの今の幸福な生活はそうした先人たちの遺産により出来ていると思います。誰もが羨む国になっていると思います。自然が豊かで、福祉政策の行き届いた国は日本が最高だと思います。
神戸の人口は約120万人です。全員が被災しました。悲しみは同じでした。でも当時を振り返ってみますと、その次の月に地下鉄サリン事件が発生し、日本の治安が危機と・・・日本全国の、特に東京を中心とした報道に代わっていきました。私たちの報道は小さく扱われることになりました。このことは被災した私たちだけが感じることでした。自分たちがしっかりしないと。復興には追い風となった事件だったのかもしれません。一本の花の苗がたくさんの花をつける姿で元気を取り戻して頑張った日々を思い出します。兵庫県の被災地の花が沢山で、一生懸命なのはこのことがあったからです。
過去には戦後でも各地でいろんな悲劇が繰り返され、先人たちはこれらを乗り越え豊かな社会を遺産としてここに残してくれています。
熊本県水俣湾の漁師たちの話を前に書きましたが、非常に大切な復興の資料として全世界が評価しています。でも、日本の国民はあまり知らないかもしれません。これが教育です。教育が人を育て、そうした知識を持った人材がやがて豊かな国を作っていくと思います。国民皆が字を書き、会話を交わせることはとても素晴らしいと思います。1月17日、淡路島出身の力士「照強(てる つよし)」が一生懸命に、ファイトにみちた相撲を取っていました。この若者は17年前のあの大震災の夜に淡路島で誕生したということを知りました。相撲の世界は自分の力だけが頼りです。この若さで自分の一生をかけます。誰に頼ることなく、自分で切り開くしかありません。この若い力士、そして、この力士だけでなく、他の力士たちにも熱い声援を送ろうと思います。素晴らしいものです。日本のこれからの若者に夢が持てるように頑張る。それが私たちの仕事だと思います。若者に何が残せるのか戦後生まれの私達には残された仕事がまだあるように思います。
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お寺ではたくさんの人が東北の復興が少しでも進むことを祈っておられました。
by fujitakikaku | 2012-01-20 09:54 | 阪神淡路大震災から17年 | Trackback | Comments(0)

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