人気ブログランキング | 話題のタグを見る

藤田八束の日記

sakana114.exblog.jp

フジタ企画社長藤田八束が、出張先等で出会った素敵な景色やお宿を、趣味の写真満載でご紹介。HPはhttp://www.fujitakikaku.co.jp/

私のブログ絶対に見てください。(67)

私のブログ絶対に見てください。(67)_d0181492_8194764.jpg

モッコウバラがとても綺麗でした。日の光を一杯に浴びて嬉しそうでした。「綺麗だね。」これからバラが綺麗です。
私のブログ絶対に見てください。(67)_d0181492_820389.jpg

私のブログ絶対に見てください。(67)_d0181492_8204684.jpg


「食の安全、安心」は絶対に忘れないようにしましょう。
焼肉レストランで発生した食中毒事件が大きな問題となっています。その原因は病原性大腸菌O―111とされている。その明確な汚染源は特定されていません。しかし、疫学的調査ではユッケに使用した牛肉にその原因があるとされていて、牛肉を中心に調査が進められている。
食中毒で死亡者を出すというのは我が国では非常に珍しい事故です。デフレ現象の歪がこのレストランで出てしまったと思います。安く原料を仕入れることで、人件費を低く抑えることで他社との競争に勝っていく。そして、企業は成長していく。・・・ということでしょうか。原料をより安く、人件費をより低く、これではどう考えてみても幸福な世界は描けません。牛を肥育する側も、それを調理する人も、そんな環境でできた肉を食べても、・・・・安く肥育するには動物の肥育環境の粗雑化、えさ代の節減、環境整備費の削減・・・どんどん動物に負担がかかっていきます。動物は健康を悪化させて免疫力の低下をきたし、結果としてこうした病原性の強い細菌の寄生の環境を持つことになります。また、同じ汚染された肉も品質が悪いと解凍時にはドリップも多く、細菌の繁殖も一段と早くなります。冷蔵庫の温度管理を少し高くすることで間接費を落とそうとするとここに問題が出ます。品温の上昇・・幾つかの要因が重なり、大腸菌の異常な数になったとも考えられます。正しい食品とは、安全な食品とは何かを考えるときに、何故安いのかに疑問を持つことが大切です。納得いく価格が必要です。
私の経験では食品会社に発生した食中毒のうちその原因は原料に問題があったとされるものが70%以上ありました。購買部は購入する立場から強い立場にあるだけに要注意の部署です。机に座っていてどこよりも安い原料を仕入れようなどとはもってのほかです。安いだけのそれを証明する何かかない限り絶対に仕入れ口を変えてはいけない。これが私の考えです。食品加工業者は製品を買っていただくお客様は大切にするのは当然ですが、購入する納入業者をもっと大切にすべきです。原料を購入できないと消費者に届ける商品は当然できません。納入業者があって製品ができます。これから先は商品の競争です。ですから、ここ気仙沼の強さはこの一貫した製品作りができることにあります。どこよりも優れた、有利な製品作りができます。ただ問題は消費者までがちょっと遠いところにあります。今後の課題はここにあります。距離で見るのではなく、時間で見ていくことにします。この問題はこれまでも書きましたとおりです。
何故自分の会社に異常に安い原料を売ってくれるのか、しかも長期にわたり。原因が明確にできない場合は私なら絶対に買いません。変えません。これは私の鉄則です。このお話は幾度となく繰り返し、気仙沼での講習会でお話をしてきました。
関係するみんなが利益を共有できる継続可能な販売システムを作っていきましょう。
私のブログ絶対に見てください。(67)_d0181492_8212525.jpg

by fujitakikaku | 2011-05-09 10:06 | 気仙沼水産関係の皆様へ | Trackback | Comments(0)

フジタ企画社長藤田八束が、出張先等で出会った素敵な景色やお宿を、趣味の写真満載でご紹介。HPはhttp://www.fujitakikaku.co.jp/


by fujitakikaku