藤田八束の鉄道写真@東日本震災からの復興と納得いかない負の遺構と防潮堤、これからの被災地にどのようなメリットが
藤田八束の鉄道写真@東日本震災からの復興と納得いかない負の遺構と防潮堤、これからの被災地にどのようなメリットが
ヨーロッパの町を見てほしい、素晴らしい町作りと世界における歴史遺産、文化・・・これらの素晴らしさは歴史とともに作られている。そして、更に調べるとこれらの素晴らしい世界遺産の町は震災、戦争、災害・・・等苦しい経験を経て、その度に町は壊れ、住民は明日の自分たちの為の町作りをした。それが今日の姿である。そこには負の遺構も防潮堤もない。海の幸に感謝するものは海岸に基地を作り暮らした。山の幸を求める人は山での生活を選んだ、それぞれに素晴らしい文化を作り上げている。それは自然に沿った感謝の生活の仕方ではないだろうか。防潮堤を築き、山の上に住んだ漁師町で発展しているところを私は知らない。幸せを得る人とはそんな気持ちを持って、いつも感謝して生きている人に来るものではないだろうか。
防潮堤、丘の上の作られた街並みは異常としか言いようがない。そんな街づくりに32兆円の税金の投入。日本人の幸せはそんなことでは作り上げられないと思う。南三陸町の合同庁舎、石巻市の大川小学校、門ノ脇小学校、陸前高田の奇跡のプラスチックの松、私は二度と訪れることはない。ただ陸前高田の松林の子孫たちの姿には絶対に逢いに行く。負の遺構と防潮堤は世界遺産となるのだろうか。福島の復興も新天地を選択すれば素晴らしい町はすでにできていたはずである。復興した子供たちの姿を私は描いていた。福島の選択はどうだったのだろうか。私たちの税金は明日の子供たちの幸せのために使って欲しいものである。