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藤田八束の日記

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フジタ企画社長藤田八束が、出張先等で出会った素敵な景色やお宿を、趣味の写真満載でご紹介。HPはhttp://www.fujitakikaku.co.jp/

藤田八束の鉄道と観光@これからの観光事業と鉄道事業の組み合わせの重要性

藤田八束の鉄道と観光@これからの観光事業と鉄道事業の組み合わせの重要性

鉄道の廃線が全国各地、特に過疎化の進む地方で起こっています。日本の目指すものは何か、どんな「幸せいっぱい、希望の持てる日本」にしたいのかを考えた時に、この鉄道はこのまま廃線にしていいのかを考えるべきである。

先ずは何故全国には鉄道が有るのか、作られたその時代背景と貢献度を良く調べておくことは重要です。その上でこの鉄道はこの町にとって、日本にとって必要かということです。国には国づくりが有り、街には街づくりが有ります。高いところから見て、現実を見て考えることが要求されます。

小樽、函館の今の観光は、もともと古い建物が多く、街づくり、開発の中でこうした古い建物を壊し、再構築することが全国で始まりました。市電も車社会に対応するためにその多くが廃線となりました。お金の無い小樽と函館はどうしようかと迷っていました。小樽の賢者たちはこの古さをレトロな街として観光資源としました。これが人々の忘れようとしていた町の素晴らしさに気付くことになり、同じ港町函館もこれを参考にしました。幸いにもまだ市電は走っていました。そうして町の努力と知恵で今日の観光地として繁栄することになります。壊す前に考えてみることだと思います。三陸のように壊滅したところは真っ白なキャンバスに絵を描くことだと思います。これもこんなチャンスは二度とないと思います。ヨーロッパの町はこの破壊、戦争での破壊の繰り返しから教会を中心にした堅牢な街づくりの結果から観光地となり、世界遺産が沢山あります。そこには必ず鉄道が有ります。鉄道の素晴らしさは日本だと思いますが、車窓から見る光景はヨーロッパは素晴らしいこれは町作りに大いに参考になります。だれもが素敵な街に住みたいと思っています。この鉄道が有るかどうかで町の雰囲気も、地域の情景も変わります。

こんなことが有りました。千本桜で有名な船岡城址で見事な桜並木を写真に撮っていました。美しい、実に素晴らしい・・・横に二人のおばあちゃんが話していました。「どなたがこんなに沢山の桜を植えたんだろう。」「そして。90年その人たちのおかげでこんなに素晴らしい桜が見れるのね・・・。」「そうだね。・・」・・その時列車が入ってきました。その並木と平行に列車が走ります。「列車が入るとまた一段と情景が素敵ね…。」列車も桜見物のためにスピードを落としてゆっくりと走ります。見事なとっても素敵な情景に逢うことが出来ました。

鉄道は人を、物を運ぶだけではないのです。街の情景、そこで暮らす人たちを表現します。そして、豊かさで包んでくれます。それを消してしまうということは住民の知恵の無さ、指導者たちの無能さを表しています。廃線となったところは過疎化が進み人も去っていくでしょう。いやそうなります。有能な人ほど去っていきます。私は断言します。賢い人に指導者になってもらうことがこれからの幸せには大切ですよ。・・・・・大丈夫ですかあなたの町は。



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by fujitakikaku | 2017-01-13 07:01 | 藤田八束・鉄道研究会 | Trackback | Comments(0)

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