食品業界へのアクリフーズ不祥事の悪影響、安全管理に問題あり解決策の必要性、食品会社の安全管理の手法
毎日放送報道番組(1/28)で冷凍食品への農薬混入問題を取り上げ詳しく解説がされていました。
食品は人間が生きていくために必要なもの、自動車は無くても生きていけますが食品は無いと生きていけません。その基本となる産業で決定的な不祥事が発生し、それも直接携わる人間が農薬を行程中で混入ということのようです。何が問題なのか。もはやこの原因を明確にするにはただ混入させたその犯人だけの問題だとかたずけられない事情がこの食品業界にはあると思います。
朝早くコンビニでおにぎりとおかずを買って弁当に入れ、子供に持たせ子供は学校へ、お母さんは仕事へ・・・
本来このような生活スタイルはなかったはずです。いつしかお母さんの仕事は外に、そして食事は誰かがつくる。誰が作ったかわからないがとにかくうまくて安い、技術の進歩で便利になりましたが、何かが置き去りにされています。
一方作る側は一円でも安く、営業力の弱い食品会社は大手の流通に頼ります。売りやすくするために出来るだけ安く安く、販売力は価格の安さが勝負となります。コストダウンの最後は人を減らし、給料のさらなる削減、楽しいはずがないと思います。
台所は楽しい調理の場でなくてはなりません。この仕組みが崩れていったことに問題の深さがあります。次はフードデイフェンスなんかの手法が入ってくるでしょう。最も信頼できない所に安全な食品を造れと言っているようなものです。これでは食品でなく単なる「餌作り」になっていくと思います。食品工場が人間の餌作り工場にならないことを願っています。
MBS毎日放送i(\r番組で詳細に説明されていました。