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藤田八束の日記

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フジタ企画社長藤田八束が、出張先等で出会った素敵な景色やお宿を、趣味の写真満載でご紹介。HPはhttp://www.fujitakikaku.co.jp/

下関を訪ねて③・・・水産王国下関、明治維新と下関、下関の発展を調査③

下関を訪ねて③・・・水産王国下関、明治維新と下関、下関の発展を調査③
眼下には関門海峡が見えます。沢山の大型船が行き交っていました。かってここで源平合戦の最後の戦い「壇ノ浦の戦い」が繰り広げられたところです。潮の流れがとても速く最高の漁場ともなっているそうです。早朝からたくさんの釣り船が出ていました。
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沢山の荷物が関門海峡を通って運ばれていきます。どこからきて、どこへと運ばれるのでしょうか。元気に海を滑るように走る船の姿が関門海峡大橋と調和しとても綺麗でした。
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長英戦争もここであったとか。当時としては無謀だったのかもしれませんが、それが契機となり、我を知り、遠く海外へと目を向けることになったのだと思います。若者は好奇心旺盛で勉学に励み懸命に西洋の文化を吸収していったそうです。言葉を理解することからはじめたそうです。明治維新以降にかけて沢山の偉人が輩出されているのも、こうした積極的な教育の中にあったと思います。(鹿児島へ行くと、まったく共通した時代背景と藩の教育への熱心さがうかがえる資料に会うことが出来ます。薩長連合の背景も理解できます。)
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源平合戦、壇ノ浦の戦いの戦場だったところです。この戦いも武士の時代を作るきっかけになった歴史的にもとても重要な戦いとされています。流れの早いこの海で英知をかけた戦いでもあったそうです。潮の流れが戦いに大きな影響を与えたと下関の人たちは話していました。
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市場はすっかり、観光地となっていました。観光のための水産業でしょう。中でも新鮮市場といっていろんな海鮮料理が用意されていましたが、中にはびっくりしたものもありました。「北海道から空輸で届きます。どんぶりにはふぐとホタテ、うにの組み合わせ。食の王国とのコラボです。」・・・・・商売は商売ですね。感心しました。これでいいと思いますよ。大切なことはお客様が喜んでくれることだと思います。
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市場にはたくさんの「ふぐ料理のお店」が所狭しと並んでいました。どれもとても美味しそうでした。お店は良い意味で競争しあって、より良い料理を出すようにと懸命だそうです。とてもいいことです。どっかのお店が悪いと旅行者はすぐに「下関の市場は最低よ。」・・・今はこんな、時代ですから。みんなで勉強することが今の時代とっても重要だと思います。逆に、美味しいと、「下関は最高よ。」とこんな具合になります。怖いですよ。
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生簀がたくさんあり、魚が跳ねていました。鯛のようですよ。玄界灘のお魚も美味しいですよ。
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市場の中にはたくさんのお店があり、元気のいい声がかけられていました。
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見学者たちがどっと入ってきました。見る見るうちに商品が買われていきます。そして、宅急便で送ります。そして、次へ・・・。観光会社とのコラボです。友達へのお土産は有名なものを・・・。だそうです。では有名にするにはどうするか。それを考えればいいということです。となるとことは簡単ですよね。
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秋田商会、郵便局・・・・・これはなかなかの歴史的遺産だと思いました。
秋田商会は第二次世界大戦を通して大きく繁栄をしたそうです。しかし、敗戦・・・運命は一転します。時代の最先端を行こうとする人には付きまとうものだと思います。人間の幸福にはいろんな形があるのでしょうね。て゛もこうして、この秋田家の生き方と残された遺産は、今ここにいる私たちにはとても貴重な教えを残してくれた素晴らしい遺産だと私には思えます。建物の作り一つにしても現代建築でも深く勉強できるものではないかとみていてそう思えました。ここにある金子みすゞ先生の詩もここにあることに、ここでお会いできたことに大きな感動を憶えました。
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この詩、聞いたことありますよね。そうです。3.11のあの東日本大震災のその日から全国にこの詩が流れました。懸命な復興へ向けての活動が開始されていきます。悲しみの中、懸命な復旧作業が始まり、私たちの心の中に慰めの詩として、元気をつける詩として、テレビから流れてきました。金子みすゞ先生は下関のご出身なのですね。素晴らしい詩を沢山作られていることを知りました。記念館はここ秋田商会がそのものでした。実に素晴らしい記念館でしたよ。ここで会えるとは今の今まで考えてもいませんでした。感激でございます。
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とてもきれいなお人形なのですが、顔が何気なく寂しそうにも感じました。それは私だけが感じたのでしょうか。
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郵便局もとてもお洒落でヨーロッパの雰囲気が漂っていました。椅子に座っているだけで、なんだかロマンチックな、夢の世界へと連れて行ってもらえそうな、そんな空間です。実に素晴らしい。ここが郵便局として使われていましたよ。外からは絶対に想像がつきませんよ。そして、中に入ってさらに驚いたのは奥の部屋では食事ができ、ピアノが置いてありました。ミニコンサートがあるそうです。この日はありませんでしたが、どんなに優雅だろうかと思いました。素晴らしい文化と遺産がここにも残されていました。そして、下関の人たちは大切に大切にこの素晴らしい遺産を大事にされている様子が手に取るようにわかりました。造った人、それを守っていく人、これもまた素晴らしい現実を教えていただきました。
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この葉っぱ、かってインドでハガキとして使われていたそうです。なるほど文字を書くと優しく残ります。なんと不思議なのでしょう。ロマンチックですよね。
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中庭はとてもお洒落で、異国情緒たっぷりの雰囲気がたまりませんでした。こうして古き遺産を蘇えらせる技術と心意気が、この下関にあることはとても素晴らしいことだと思います。古きを大切にしている様子が十分に伺えました。また、これがとてもいいのです。同じものは決して二つとしてこれは作れませんよ。実に素晴らしい。
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素晴らしい中庭には妖精が住んでいるのではないかと感じるくらいの素晴らしい空間がありました。
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カレーライスをいただきました。そして、その後でアイスコーヒーもいただきました。この雰囲気の中での食事は最高でした。とても美味しく、気分は最高でした。意外と知られてないのではないでしょうか。外からは絶対に考えられない、とんでもなく素晴らく、お洒落な郵便局でした。
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カフェ「多羅葉」は郵便局の奥庭にありました。外からはとてもうかがい知ることができないほど素敵なカフェでしたよ。カレーもコーヒーも本当に美味しかったですよ。
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下関はさすがに文教の町でもありました。子供たちの教育にとても熱心であったことがうかがえました。そして、そこで育った人たちがこの町をさらに発展させるそんな担い手になっていったこともわかりました。
素晴らしい、希望に満ちた未来は、子供たちの夢の実現であり、そのためにはしっかりとした子供のための教育の場を作ってあげることだと教えてもらいました。
復興には欠かせない事実ではないでしょうか。月日はあっという間に過ぎていきます。復興計画10年、その間に子供たちは成人していきます。ますます教育の重要性が理解できました。
ロマン漂う下関はとても素敵な街でした。古きを訪ねることの素晴らしさを教えていただいたように思います。そして、子供たちの教育の重要性をしっかりと伝えているように思います。
夢を現実にするにはなんといっても教育が第一だということだと思います。
by fujitakikaku | 2012-06-26 23:30 | 元気をくれる町 | Trackback | Comments(0)

フジタ企画社長藤田八束が、出張先等で出会った素敵な景色やお宿を、趣味の写真満載でご紹介。HPはhttp://www.fujitakikaku.co.jp/


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