戦乱を語る竹田城③・・・・竹田城、兵庫県の遺産、名城、たけピチュ竹田城( 3/10 )
JR播但線に乗って、姫路駅から寺前駅、そして竹田駅に参ります。電車は可愛い「銀の馬車道電車くん」です。
気分は最高です。
播但線は山間を走ります。姫路城を一周するように曲がります。意外なことに気付きました。姫路城がぐるりと見えるのです。あいにく改修中でしたので残念でしたが、改修が終了したら、これはいいスポットになると思います。
電車の中は沿線の人と思います沢山の方が乗っておられ、話が弾んでいました。これですよ。電車にはこの雰囲気がいいのですよ。楽しい生活を乗せて走っているのですよ。とてもいいものです。地域住民が大いに利用する鉄道、利用しようと努力をしている住民の皆様はとても重要なことをしておられると思います。
車窓からの景色は正に新緑、爽やかでここちいいものでした。最高でした。
線路の流れがとてもきれいです。人生の選択を見ているようでした。右へ行くか、左へ進むのか。きまった道を進んでいくのか。
姫路駅を出発して、約30分・・・電車は寺前駅に到着しました。
寺前で下車と言っても、この可愛い電車「銀の馬車道電車君」とはお別れです。ここが終点、ここからは別の電車になります。下車してさあこれからどうしよう。と思っていましたら、もう一台別に「銀の馬車道」が止まっていました。えっ、二台になりました。これはラッキー・・・・この電車の写真を、沢山気やい入れて撮ることにしました。これもチャンスと見ました。
そんなことで一心に写真を撮っていましたら、乗り換えの電車が入ってきました。そうだ運転手さんにこの電車と一緒に写真を撮ってもらおうと思い、お願いをしました。なんと、快く引き受けていただき、何枚かの写真を撮ってもらうことに成功しました。
運転手さんであり、私の話し相手になっていただきました梶原様です。ありがとうございました。なにから、何まで、すっかりお世話様になりました。おかげさまで最高の旅をさせていただきました。また、絶対に行きたいと思っています。その時はお声をかけさせてください。
ところが、この運転手さんと話が弾み始めまして、鉄道の話、この路線のこと、この電車の昔話などもお聞きできました。この電車にもいろんなお話があることに気が付きました。戦前、戦中を通して沢山の人を運びました。そして、この鉄道も戦争中に作られ、それがどのようにして作られたかをもお聞きできました。鉄道には悲しいお話もあります。
歴史をよく知ることは先人たちの苦労をよく知ることが出来ます。多くの犠牲者を出してでも建設を急いだそうです。全ては戦争のために。戦争が終わり、廃墟としたこの日本を国民は力を合わせて頑張りました。そして、日本は経済大国へと発展していきました。豊かになったこの時代で、ローカル線の多くが廃線になろうとしています。ローカル線の役目は終わったのでしょうか。これから先も、未来も、本当に要らないのでしょうか。今、私たちは真剣に考えて決断をしなければなりません。
鉄道は物、人を運ぶ手段として作られましたが、今は観光に、地域住民の素晴らしいコミニュケーションの場としても、豊かな生活を運ぶ乗り物ともなって変身しています。元気な街に電車が多いことに気づきますか。
こうした路線も実にいい雰囲気を持っています。これがバスなら、今日、私はこの場に来ていないと思います。車窓に肘をかけてゆっくりと流れる景色を見ているだけで若いころのことを思い出し、幼いあのころに帰っていきます。のどかな田園風景、山々の優しい色合いがとても目の癒しを感じ、心地よい気分となります。